【書籍】なんでかなの記[濱田滋郎]

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“濱田滋郎”とその音楽評論を知るすべての人へ。
心あたたまるエッセイや、ひろすけ童話好きにも!

音楽評論家“濱田滋郎”は、
こうして生まれた。

スペイン、音楽、本、家族——。
物心ついてから充実の壮年期までの半生を、優しさとユーモアあふれる語り口でふり返った自叙伝。
実父であり『泣いた赤おに』などの作者・浜田廣介に寄せた追悼文「父」も併録。


音楽好きの間では知る人ぞ知る評論家、濱田滋郎。
音楽と音楽家への愛に満ちた「濱田節」の評論は、世代を超えて親しまれています。
その評論の源泉には、「好き」をとことん追いかけた半生と、それを温かく支える大切な人々の存在がありました。
読むと”濱田滋郎”とその評論がもっと好きになる!一冊です。

※本書はパセオ刊『パセオフラメンコ』誌上の連載「なんでかなの記」に追補を加え、単行本としてまとめたものです。


第一章 音楽に熱中した日々
 第一話 優しい原風景
 第二話 西班牙と戦争
 第三話 ラジオの調べ
 第四話 真夏のスペイン語
 第五話 人生を定める出会い
 第六話 自分だけの生き方
 第七話 ラファエル・ロメーロとの出会い
 第八話 カルロス・モントーヤ来日のころ

第二章 音楽評論家への道
 第九話 私の「初仕事」(1)
 第十話 私の「初仕事」(2)
 第十一話 ユパンキと会えたこと
 第十二話 心と心の交流を通して
 第十三話 晩秋の風
 第十四話 初めての異国
 第十五話 実り多き一九七〇年代
 第十六話 ナマのフラメンコ
 第十七話 忘れえぬ音楽

第三章 最も大切な十年間
 第十八話 本になった『フラメンコの歴史』
 第十九話 フラメンコとの絆
 第二十話 スペインの想い出
 第二十一話 忘れえぬ清里
 第二十二話 「清里」とNHK出演と
 第二十三話 大切なスペイン人の友
 最終話 フラメンコ協会設立まで

追補


著者紹介:濱田滋郎(はまだ・じろう)
1935年東京生まれ、2021年没。音楽評論家、スペイン文化研究家。東京藝術大学、東京外国語大学、立教大学などでの非常勤講師、日本フラメンコ協会会長をはじめ各音楽団体の会長・理事などを歴任。1984年第3回蘆原英了賞受賞。1985年からは「清里スペイン音楽祭」を企画、総監督をつとめた。父は『泣いた赤おに』などの作品で知られる童話作家の浜田廣介。


【書籍】なんでかなの記[濱田滋郎]