本作品は、新進気鋭のギターカルテット「クアトロ・ パロス」の委嘱により、大阪を拠点に活躍中のギタリスト&コンポーザー松岡 滋が、2014年に彼らのために書き下ろしたものです。同年クアトロ・パロスによって初演され、2016年Hakuju Hallにおける彼らのコンサートでも好評を博しました。曲はスペイン語で「夜明け」を意味する“Amanecer”、「出航」という意味の“Salida”の2つの楽章から成り、それらは続けて演奏されます。希望という若々しいエネルギーに満ちた、ギター四重奏の新定番曲というべき作品です。 なお、松岡 滋は次のようなイメージにより本作品を作曲しました。『まだ月の残る静かな早朝。聞こえるのは風にそよぐ木々の音と穏やかな波しぶきの音だけ。目の前に大きく開ける未来への期待、そして希望を胸に抱いて船に乗り込む若者たち。やがて東の空に浮かぶ雲は暁に染まる。水平線から昇る太陽とともに動き出す船。煌めく陽の光を浴び、輝く風の中を走る船は高い波をものともせず突き進む。』
クアトロ・パロスによる模範演奏はこちらから。
【GG番号】GG587
クアトロ・パロスによる模範演奏はこちらから。
【GG番号】GG587