小原聖子 Seiko Obara

小原聖子 Seiko Obara

東京生まれ。6歳よりクラシックギターの第一人者である父小原安正の指導を受け、14歳でデビューリサイタル。17歳の時、スペインが生んだ世界的ギタリスト、ナルシソ・イエペスに認められ、日本人として初めての弟子としてスペインヘ留学。同時に入学したマドリード王立音楽院ではサインス・デ・ラ・マーサの薫陶を受けるほか、アンドレス・セゴビアにも師事し研鑽を重ねて帰国。 以後、日本を代表するギタリストとしてニューヨーク・カーネギーホールでの演奏をはじめ、内外において輝かしい実績を誇っている。1978年より2年間にわたり、NHK教育テレビ「ギターを弾こう」の講師を務めた。 現在は日本、諸外国でのコンサート活動のほか後進の指導にもあたり、門下より多くの国際ギターコンクール優勝者を輩出するなど、ギター界の発展推進に力を入れている。伸びやかで柔らかい音の響きの中に磨きぬかれた感性が魅力。CDにはギター・リサイタル、母の涙がある。