マヌエル・バビロニ Manuel Babiloni
カステジョン(スペイン)に生まれ、父マヌエル・バビロニ・アリカルトに音楽の基礎を学ぶ。バレンシア音楽院にて8才からギターを始める。中級、上級双方の最終学年に於て最優秀の成績を修める。1981年からカステジョン音楽院の教授を勤めると同時に演奏家としての活動を始める。この頃よりホセ・ルイス・ゴンサレスに師事、同時にビセンテ・アセンシオの夫人で作曲家のマティルデ・サルバドール女史の授業を受ける。数年間バラゲル・ゴネル財団の奨学生となる。
1983年、第18回タレガ国際ギターコンクール(ベニカシム/スペイン)に於てタレガ賞受賞。1986年、第24回スペイン音楽国際講習会(サンティアゴ・デ・コンポステーラ/スペイン)に参加。優秀生としてルイス・モラーレス賞、優秀ギタリストとしてラミーレス賞受賞。1987年、アンドレス・セゴビア讚の記念コンサートに招待され、アイルランドのダブリン、ベルファストにて演奏する。1989年、第一回アンカラギターフェスティバル(トルコ)に参加。数多くのテレビ、ラジオ番組にて演奏、特に1990年にスロヴェニアに於て収録されたプログラムはヨーロッパ全土に放映された。1990年、スイスのジュネーブ国立宮殿に於て演奏。1994年、ブラジル公演。
1995年、バレンシア州立テレビ局(TVV)のプログラム、“タレガの生涯”で演奏。アイスランド公演、マスタークラス開催。1st.CD「マヌエル・バビローニ」録音。2度目のドイツ公演と同時にギターフェスティバル“リーゲンスバーガー・ギターコンサート”に参加。1996年、イタリアのフィレンツェにて公演。1997年、東京、大阪、横浜、福知山に於て日本初来日公演。東京と京都ではマスタークラスを開催。1998年、3月、8月ドイツ公演。1998年よりエステージャ国際ギター講習会“メモリアム・ホセ・ルイス・ゴンサレス”(ナバーラ)講師。1999年よりヴィラファメス国際ギター講習会(カステジョン)講師。1999年8月、2度目の日本公演を京都府福知山市と群馬県桐生市で行なう。
バビロニはミュージック・スクール“Tres per Quatre”の国際ギター講習会の教授を勤める。この国際ギター講習会は3カ月毎に行なわれ、5年前の第一回より数多くの参加者を集めている。現在このタイプの講習会はカステジョンでは唯一。