イヴ・ストルムス Ives Storms

イヴ・ストルムス Ives Storms

ベルギーの誇る世界的ギタリスト。幼少の頃より音楽の才能を示し、ギターを始めて4年後にアントワープ・アカデミーにてベルギー政府特別メダルを受賞。その後、クレディ・コミュナル・コンクールにて優勝しアントワープ王立音楽院を首席で卒業する。A.セゴビア、J.ブリーム、J.ウィリアムズ、L.ブローウェル氏などに師事し、シエナ(イタリア)のキジアーナ音楽院では、最も優秀な者にのみ与えられる“ディプロマ・ディ・メリット”を得る。1977年、オスカー・エスプラ国際ギターコンクール、79年にはセゴビア国際ギターコンクールでそれぞれ優勝し、特に後者ではアンドレス・セゴビア特別賞をホアキン・ロドリーゴによって授けられた。

CD録音も多数行なっており、95年にリリースされた「タッチ・オブ・ラテン」はベルギー・クレシェンド誌のレコード大賞を受賞し絶賛を浴びている。世界各地での演奏活動の他、現在はアントワープ王立音楽院教授として後進の指導に務めており、また各国の国際音楽セミナーにも特別講師として招かれている。日本へも度々来日しており、皇居に招かれ御前演奏を行なうほか、マルク・グラウェルス(フルート)、荘村清志(ギター)、湯浅富士山(尺八)、川口エリサ(ヴァイオリン)などと共演している。