CD11-5. アコーディオンと弦楽五重奏のための「5つのタンゴ・センセーション」6-8. ギターのための3つの小品9-11. ピアノのための3つの前奏曲12. チェロとピアノのためのグラン・タンゴCD21. アコーディオンと弦楽五重奏のための「アディオス・ノニーノ」2-5. フルートとギターのための「タンゴの歴史」6. ヴァイオリンとピアノのためのタンゴイ長調7-9. 独奏ヴァイオリンのための3つのエチュード10-12. 独奏フルートのための3つのエチュード13-15. チェロとピアノのための3つの小品16. 弦楽四重奏のための「タンゴのための4人」 Rivoalto原盤インターアンサンブル・パドヴァ:アントネッロ(Vn)、ファギゥオッリ(Vn)、ペトネッラ(Va)、パッサネッラ(Vc)、ジャコムッチ(アコーディオン)、マルコ・パヴィン(Gt)、ベッジオ(Pf)
大人気、ピアソラ(1921-1992)の作品集です。彼はアルゼンチンで生まれ、パリで音楽を学ぶも、当時労働者のための音楽とされていた「タンゴ」の可能性に目覚め、その後は独自のタンゴを作り続けます。エレキギターを取り入れるなど、極めて前衛的な作品を生み出し、「タンゴの破壊者」とまで評され、ニューヨーク移住後はジャズとの融合を試みるなど、タンゴの発展と普及に尽力しました。初期の彼は、クラシック的な音楽にあこがれていて、このアルバムにもそのような作品がいくつか見られますが、やはり彼の本領は1959年に書かれた「アディオス・ノニーノ」以降の作品でしょう。とりわけ1970年代から1980年代に書かれた一連の作品はクラシック、ジャズ、タンゴが密接に融合したもので、例えばフルートとギターのために書かれた「タンゴの歴史」は、1900年の初頭から1980年代を4つの時代にわけ、その時々のタンゴを描いたというもの。まさにタンゴの進化を目の当たりにするものと言えそうです。様々な演奏者たちがピアソラを愛奏していますが、ここではイタリアの素晴らしいアンサンブルによる楽天的な響きをお楽しみください。
大人気、ピアソラ(1921-1992)の作品集です。彼はアルゼンチンで生まれ、パリで音楽を学ぶも、当時労働者のための音楽とされていた「タンゴ」の可能性に目覚め、その後は独自のタンゴを作り続けます。エレキギターを取り入れるなど、極めて前衛的な作品を生み出し、「タンゴの破壊者」とまで評され、ニューヨーク移住後はジャズとの融合を試みるなど、タンゴの発展と普及に尽力しました。初期の彼は、クラシック的な音楽にあこがれていて、このアルバムにもそのような作品がいくつか見られますが、やはり彼の本領は1959年に書かれた「アディオス・ノニーノ」以降の作品でしょう。とりわけ1970年代から1980年代に書かれた一連の作品はクラシック、ジャズ、タンゴが密接に融合したもので、例えばフルートとギターのために書かれた「タンゴの歴史」は、1900年の初頭から1980年代を4つの時代にわけ、その時々のタンゴを描いたというもの。まさにタンゴの進化を目の当たりにするものと言えそうです。様々な演奏者たちがピアソラを愛奏していますが、ここではイタリアの素晴らしいアンサンブルによる楽天的な響きをお楽しみください。