[DISC 1]
12 の練習曲(ヴィラ=ロボス)/ 5 つの前奏曲(ヴィラ=ロボス)/「スペインのフォリア」の主題による変奏曲とフーガ(ポンセ)
[録音]
1994年2月18日〜20日、秩父ミューズパーク
1984年4月3日&4日、入間市民会館
[DISC 2]
ソナタ・メヒカーノ(ポンセ)/ソナタ第3 番(ポンセ)/ソナタ・ロマンティカ「フランツ・シューベルト讃」(ポンセ)/ソナタ・クラシカ「フェルナンド・ソル讃」(ポンセ)/南のソナチネ(ポンセ)/スケルツィーノ・メヒカーノ(ポンセ)
[録音]
1995年12月9日〜11日、オーストラリア、ニューキャッスル音楽院コンサートホール
1979年4月4日&9月18日、入間市民会館
鬼才・山下和仁の還暦を記念してリリースされた全4 巻・各2枚組から成るベスト盤。山下がRCA で録音した35枚のアルバムの中から山下自身が厳選した音源をテーマ別に編んだものだという。集められた音源は1979 〜 97 年の間に収録されたもので、主に80 年代から多く採られているが、20 代の山下が切れ味鋭く縦横無尽に疾走する様が実に小気味良い。テーマ別に編まれた収録曲もヴァラエティに富むベスト盤に相応しい陣容であり、これだけでも十分に楽しめるが、山下尚子とのデュオによる新宿文化会館での伝説的な《シェエラザード》ライブ録音など貴重な音源も収められており、山下和仁という稀代のギタリストの足跡を多角的に窺い知ることができよう。現代作品の吉松 隆《天馬効果》や野田暉行《ギター協奏曲》では管弦楽をも圧倒する山下の鬼神の如き演奏を堪能でき、第3 巻のヴィラ=ロボス《12 のエチュード》等もここまで高速な演奏は他に類があるまいが、その一方でバロック・古典期作品の軽やかな明朗さや《コンポステラ組曲》《内なる想い》の静謐な佇まいも傾聴に値する。手頃な価格設定でもあるし、ぜひ全4 巻を買い揃えるべきであろう。非常に充実した内容であり好事家必聴のベスト盤である。[中川政弘](月刊「現代ギター」2022年3月号より)
※シリーズ全4巻のその他のCDもあわせてお楽しみください!
【CD】山下和仁の芸術[1]ミュージック・オブ・スペイン
【CD】山下和仁の芸術[2]ギター・デュオ編曲&名曲集
【CD】山下和仁の芸術[4]ギター協奏曲集
※山下和仁のロングインタービュー掲載の【現代ギター22年3月号(No.702) 】もあわせてお楽しみください。
【スタッフのオススメ】
12 の練習曲(ヴィラ=ロボス)/ 5 つの前奏曲(ヴィラ=ロボス)/「スペインのフォリア」の主題による変奏曲とフーガ(ポンセ)
[録音]
1994年2月18日〜20日、秩父ミューズパーク
1984年4月3日&4日、入間市民会館
[DISC 2]
ソナタ・メヒカーノ(ポンセ)/ソナタ第3 番(ポンセ)/ソナタ・ロマンティカ「フランツ・シューベルト讃」(ポンセ)/ソナタ・クラシカ「フェルナンド・ソル讃」(ポンセ)/南のソナチネ(ポンセ)/スケルツィーノ・メヒカーノ(ポンセ)
[録音]
1995年12月9日〜11日、オーストラリア、ニューキャッスル音楽院コンサートホール
1979年4月4日&9月18日、入間市民会館
鬼才・山下和仁の還暦を記念してリリースされた全4 巻・各2枚組から成るベスト盤。山下がRCA で録音した35枚のアルバムの中から山下自身が厳選した音源をテーマ別に編んだものだという。集められた音源は1979 〜 97 年の間に収録されたもので、主に80 年代から多く採られているが、20 代の山下が切れ味鋭く縦横無尽に疾走する様が実に小気味良い。テーマ別に編まれた収録曲もヴァラエティに富むベスト盤に相応しい陣容であり、これだけでも十分に楽しめるが、山下尚子とのデュオによる新宿文化会館での伝説的な《シェエラザード》ライブ録音など貴重な音源も収められており、山下和仁という稀代のギタリストの足跡を多角的に窺い知ることができよう。現代作品の吉松 隆《天馬効果》や野田暉行《ギター協奏曲》では管弦楽をも圧倒する山下の鬼神の如き演奏を堪能でき、第3 巻のヴィラ=ロボス《12 のエチュード》等もここまで高速な演奏は他に類があるまいが、その一方でバロック・古典期作品の軽やかな明朗さや《コンポステラ組曲》《内なる想い》の静謐な佇まいも傾聴に値する。手頃な価格設定でもあるし、ぜひ全4 巻を買い揃えるべきであろう。非常に充実した内容であり好事家必聴のベスト盤である。[中川政弘](月刊「現代ギター」2022年3月号より)
※シリーズ全4巻のその他のCDもあわせてお楽しみください!
【CD】山下和仁の芸術[1]ミュージック・オブ・スペイン
【CD】山下和仁の芸術[2]ギター・デュオ編曲&名曲集
【CD】山下和仁の芸術[4]ギター協奏曲集
※山下和仁のロングインタービュー掲載の【現代ギター22年3月号(No.702) 】もあわせてお楽しみください。
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