アルペジョーネとギターによる
シューベルトの「アルペジョーネ・ソナタ」
収録曲
フランツ・シューベルト(1797-1828):
・アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D 821(1824)(アルペジョーネとギターによる) (ピアノパート編曲:ニクラス・メルベリ)
・36のオリジナル舞曲 D.365 Op.9
マウロ・ジュリアーニ(1781-1829):
・変奏曲 Op.84(フルートとギターのための)
・オリジナル行進曲(マウロ・ジュリアーニ編/フルートとギターのための)
[第5曲 プロイセン行進曲,第7曲 スウェーデン行進曲,第8曲 スウェーデン行進曲]
ジョアキーノ・ロッシーニ(1792-1868)/マウロ・ジュリアーニ編:
・歌劇《セミラーミデ》から「あの悲しみに沈んだうめき声は」
演奏
・アルペジョーネ:マルクス・クイッカ
使用楽器:Caroline Zillmann, Meissen 1999/Bow: Rudiger Pfau, Plauen 1999
・ギター:ニクラス・メルベリ
使用楽器:Gary Southwell, North-ampton 1992
録音:2011年12月2日-4日、Nordic Audio Labs Studio(カルペロ、フィンランド)
制作:マルクス・クイッカ、ニクラス・メルベリ
録音エンジニア:マルティン・カントラ
編集・マスタリング:オッリ・オヴァスカイネン(2022年 dBO-studio)
19世紀初頭のウィーンではギターという楽器がもてはやされ、1820年ごろ、ギター製作者のヨハン・ゲオルク・シュタウファーの作る楽器が品質の高さで注目を集めていました。彼は、ギターをモデルにしながら寸法の大きい、弓で弾くタイプの6弦の楽器を発明。ウィーンの音楽新聞「Wiener allgemeinemusikalische Zeitung」が1823年3月1日号で「ギターレ・ダモーレ(Guitarre d'Amore)」として紹介しました。シュタウファーは、「アルペジョーネ」とも呼ばれるこの楽器のための作曲を、ウィーンのギター奏者たちの間で名を知られていたシューベルトに依頼。《アルペジョーネ・ソナタ》が作られました。
フィンランドのマルクス・クイッカとニクラス・メルベリのアルバムでは、シューベルトのこの作品とジュリアーニのフルートとギターのための作品が、アルペジョーネとギターによって演奏されます。
マルクス・クイッカ(1959-)は、ヘルシンキを本拠とするヴィオラ・ダ・ガンバ奏者です。ガンバ・アンサンブル「ジェイ・コンソート・ヘルシンキ」の音楽監督を務め、シベリウス・アカデミーとエストニア音楽アカデミーで教えています。クイッカは万能の音楽家として知られ、特に「忘れられてしまった」歴史的楽器による演奏を得意としています。
ギター奏者のニクラス・メルベリもヘルシンキで活動しています。時代にあわせた撥弦楽器により、ルネサンスから現代まで幅広いレパートリーを手がけています。
シューベルトの《アルペジョーネ・ソナタ》は、ピアノパートをメルベリが編曲した「アルペジョーネとギター版」による演奏。ほとんどが16小節で書かれたピアノのための小品集《オリジナル舞曲》(最初のワルツ)は、シューベルトあるいは出版者のアントン・ディアベッリがフルートまたはヴァイオリンとギターのための編曲を作ったと言われます。マウロ・ジュリアーニは、当時もっとも有名なギター・ヴィルトゥオーゾのひとり。彼の作品から《変奏曲》と彼が編曲した《オリジナル行進曲》から3曲、ロッシーニの歌劇《セミラーミデ》のアリアが演奏されます。(キングインターナショナル)
シューベルトの「アルペジョーネ・ソナタ」
収録曲
フランツ・シューベルト(1797-1828):
・アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D 821(1824)(アルペジョーネとギターによる) (ピアノパート編曲:ニクラス・メルベリ)
・36のオリジナル舞曲 D.365 Op.9
マウロ・ジュリアーニ(1781-1829):
・変奏曲 Op.84(フルートとギターのための)
・オリジナル行進曲(マウロ・ジュリアーニ編/フルートとギターのための)
[第5曲 プロイセン行進曲,第7曲 スウェーデン行進曲,第8曲 スウェーデン行進曲]
ジョアキーノ・ロッシーニ(1792-1868)/マウロ・ジュリアーニ編:
・歌劇《セミラーミデ》から「あの悲しみに沈んだうめき声は」
演奏
・アルペジョーネ:マルクス・クイッカ
使用楽器:Caroline Zillmann, Meissen 1999/Bow: Rudiger Pfau, Plauen 1999
・ギター:ニクラス・メルベリ
使用楽器:Gary Southwell, North-ampton 1992
録音:2011年12月2日-4日、Nordic Audio Labs Studio(カルペロ、フィンランド)
制作:マルクス・クイッカ、ニクラス・メルベリ
録音エンジニア:マルティン・カントラ
編集・マスタリング:オッリ・オヴァスカイネン(2022年 dBO-studio)
19世紀初頭のウィーンではギターという楽器がもてはやされ、1820年ごろ、ギター製作者のヨハン・ゲオルク・シュタウファーの作る楽器が品質の高さで注目を集めていました。彼は、ギターをモデルにしながら寸法の大きい、弓で弾くタイプの6弦の楽器を発明。ウィーンの音楽新聞「Wiener allgemeinemusikalische Zeitung」が1823年3月1日号で「ギターレ・ダモーレ(Guitarre d'Amore)」として紹介しました。シュタウファーは、「アルペジョーネ」とも呼ばれるこの楽器のための作曲を、ウィーンのギター奏者たちの間で名を知られていたシューベルトに依頼。《アルペジョーネ・ソナタ》が作られました。
フィンランドのマルクス・クイッカとニクラス・メルベリのアルバムでは、シューベルトのこの作品とジュリアーニのフルートとギターのための作品が、アルペジョーネとギターによって演奏されます。
マルクス・クイッカ(1959-)は、ヘルシンキを本拠とするヴィオラ・ダ・ガンバ奏者です。ガンバ・アンサンブル「ジェイ・コンソート・ヘルシンキ」の音楽監督を務め、シベリウス・アカデミーとエストニア音楽アカデミーで教えています。クイッカは万能の音楽家として知られ、特に「忘れられてしまった」歴史的楽器による演奏を得意としています。
ギター奏者のニクラス・メルベリもヘルシンキで活動しています。時代にあわせた撥弦楽器により、ルネサンスから現代まで幅広いレパートリーを手がけています。
シューベルトの《アルペジョーネ・ソナタ》は、ピアノパートをメルベリが編曲した「アルペジョーネとギター版」による演奏。ほとんどが16小節で書かれたピアノのための小品集《オリジナル舞曲》(最初のワルツ)は、シューベルトあるいは出版者のアントン・ディアベッリがフルートまたはヴァイオリンとギターのための編曲を作ったと言われます。マウロ・ジュリアーニは、当時もっとも有名なギター・ヴィルトゥオーゾのひとり。彼の作品から《変奏曲》と彼が編曲した《オリジナル行進曲》から3曲、ロッシーニの歌劇《セミラーミデ》のアリアが演奏されます。(キングインターナショナル)