【書籍】南の音詩人たち、アルベニス、セヴラック、モンポウの音楽/濱田滋郎著

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スペイン、フランス、地中海──大地の匂い、魂の詩。
不世出の音楽評論家がもっとも愛した3人の作曲家への賛歌。

追悼、濱田滋郎(1935-2021)。


誰よりも音楽を愛し、誰からも愛された至誠の人・濱田滋郎(1935-2021)が生涯の最後に取り組んだ作曲家論を1冊に集成。
19世紀後半のスペイン民族主義を代表する作曲家アルベニス、19世紀末から20世紀初頭に南仏を拠点に活躍し、ドビュッシーから「土の薫りのする素敵な音楽」と評されたセヴラック、カタルーニャに生まれ20世紀音楽の激流から離れて内省的で静謐な音楽をひとり紡いだモンポウ──。
濱田がもっとも愛した3人の作曲家の生涯と芸術、主要な作品を情趣あふれる筆致で紹介。
スペイン、フランスの近代音楽のファン、ピアニストにとって必読の書。

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【目次】
第一章 アルベニスの芸術と生涯——アンダルシアに心奪われた音楽家
生涯
作品解説
 《イベリア》について
 《イベリア》第一巻
 《イベリア》第二巻
 《イベリア》第三巻
 《イベリア》第四巻
 ナバラ
 〈アラゴン〉ホタ・アラゴネーサ
 セレナータ・エスパニョーラ
 スペインの歌
 スペイン組曲
補遺(下山静香)

第二章 セヴラック随想——スペインへつづく南仏の香り
私のセヴラック
《セルダーニャ》
隠された彼のソナタについて
カントルーブの綴ったセヴラック像
昔の書籍から——一九二〇年代に綴られた「セヴラック像」
セヴラックのオルガン音楽
ブランシュ・セルヴァ
サルダーナ——セヴラックが愛した郷土舞踊そして音楽

第三章 カタルーニャのピアノの詩人、モンポウ
生涯
ピアノ曲
内密な印象
子供の情景
魅惑
街はずれ
魔法の歌
遠い祭
風景
前奏曲集
ショパンの主題による変奏曲
三つの変奏曲
歌と踊り
音なき音楽
そのほかの器楽曲
コンポステラ組曲

歌曲・合唱曲
夢のたたかい
魂の歌
インプロペリア

推薦図書紹介(下山静香、椎名亮輔、濱田滋郎)
索引
初出一覧
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【著者プロフィール:濱田滋郎(はまだ・じろう)】
1935年東京生まれ、2021年3月没。音楽評論家、スペイン文化研究家。少年時代よりスペイン・中南米の文学、音楽に興味を抱いて研究、1960年ごろより翻訳、雑誌などでの執筆、レコード解説などの仕事に就く。1978年より東京藝術大学、東京外国語大学、立教大学などで非常勤講師をつとめる。主な著書に『約束の地、アンダルシア』『南の音詩人たち』(アルテスパブリッシング)、『フラメンコの歴史』『エル・フォルクローレ』(以上晶文社)、『スペイン音楽のたのしみ』(音楽之友社)、訳書にカーノ著『フラメンコ・ギターの歴史』(パセオ)、スビラ著『スペイン音楽』(白水社文庫クセジュ)など。日本フラメンコ協会会長をはじめ各音楽団体の会長、理事などを歴任したほか、1985年より「清里スペイン音楽祭」を総監督として責任開催した。1984年第3回蘆原英了賞受賞。
(アルテスパブリッシング)




【書籍】南の音詩人たち、アルベニス、セヴラック、モンポウの音楽/濱田滋郎著