将来を嘱望される邦人若手製作家です。
全面セラック塗装を採用し、パーツや材料、製作工法全てにこだわりぬいた作品です。
彫り込みによって作られたロゼッタは彫刻作品のように美しさを備えており、指板には緩やかなアールがあり、ハンマリングなども行いやすくなっています。
演奏傷や塗装のムラなどがありますが、音に影響を及ぼす割れなどは見受けられません。
音の立ち上がりが早く、その後に綺麗な残響が豊かに響く素晴らしい楽器です。
【中村玄太プロフィール】
86年東京都三鷹市生まれ。学生時代にクラシックギターに魅了される。
木工所に勤務し家具/建具の製造に従事しながら伝統的な道具の扱い方を自ら学び、手道具だけを使った物作りを始め、独学でギター製作を開始する。
初めて作製したギターを桜井正毅氏に見てもらったことがきっかけとなり、河野ギター製作所入社。クラシックギターの製法をここで学ぶ。
独立後、埼玉県上尾市に工房を構え、2017年よりオリジナルギターの製作を始める。
楽器情報
表面板 | 松 |
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横・裏板 | 中南米ローズウッド |
塗装 | セラック |
糸巻 | オリジナル |
弦長 | 650mm |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2019年 |
新品・中古 | 中古 |
ボディ状態 | B+ : 年代を考慮したうえで標準的な状態 |
ネック状態 | A : 状態が良い |
糸巻き状態 | A+ : 良好 |
ケース付属 | あり |